西周前期作器の『宜侯夨𣪘(ギコウコクキ)』という金文の臨書です。この金文は、中央に大きな傷があり、錆が多かったのか全体に傷が広がり、判明不能な文字が多いのです。
これは、当時の黄金に輝く金文を想定し得るように、青金泥で書したものです。
見難い文字を分析して書し表わすことも、古代文字書に特化している書家の安東が出来ることの一つとして、ここに表明させていただきました。
https://www.dropbox.com/s/wb0osb5m3nyp58g/%E5%AE%9C%E4%BE%AF%E5%A4%A8%E7%B0%8B.pdf?dl=0
これは瓦の文字です。瓦当文(がとうぶん)と言います。
どれが文字で、どこが装飾なのかちっとも分からないのです。
しかし古代文字ばかりを見ていると、あらあら文字浮き上がって見えますよ。お教室ではこのような『瓦当文(がとうぶん)』も書いていきます。
瓦当文が書ける書道教室です。
これぞ『学書会』スタイル‼
装飾的な文字は、非常に面白いです。テキストはドロップボックスにて、公開しております。
古代文字鬼の形3種「異」「鬼」「畏」。
2017・1月目黒雅叙園発表作。
古代文字は系統立てて理解すべしと白川静先生は記しています。
1文字だけで味わうのではなく、関連した文字を合わせて理解すると、頭にも入りやすいです。
さて、作品をご希望の方は、是非御連絡を。
カスタム作品、是非書かせていただきます。
安東麟 ando-rin@nifty.com
夏目漱石『こころ』の装丁は戦国時代の『石鼓文』を書したものです。
漱石が見た『石鼓文』の拓本は、非常に不明確だったと思われます。雨に濡れた文字のように長く伸びてしまっている文字も多数あります。
夏目漱石の装丁の文字を1文字ずつ分析して、石鼓文のどの部分を書したのか探ってみました。その資料を纏めたのは、数年前ですので、時間があったら、もう一度手を入れて、手直ししてから、ドロップボックスにて、公開いたしますね。
2017・1月夏目漱石装丁部分石鼓文探究書作品
目黒雅叙園にて発表。
古代文字書道家 安東麟